ダメだ。ダメだ。

ここ数日、昼は高校野球，夜は世界陸上。
そんな家も多いのではないだろうか。

御多分に漏れず、我が家でもテレビでのスポーツ観戦が続いている。
ウチの親も喜んで見ているのだが、その観戦の仕方が不思議で。


高校野球を見ていれば
　「どうせ、〇〇高校には勝てるわけないよ」
　「ほら負けた。　やっぱり、このあたりのピッチャーじゃ通用しないんだよ」

世界陸上では
　「どうせ予選通過も厳しいでしょ」
　「やっぱり負けた。　日本人は勝てないんだよ」

と、とにかく負ける理由を作ってから試合を見る。
応援しているのか、負けるのを期待しているのか分からないが
プロ野球だろうが、オリンピックだろうが、全てにおいてそうなのだ。


最初から結果が分かっているなら、スポーツにはドラマが無くなるし
どうせダメだと思っていたら、ヒーローなど生まれない。

それなのに、応援などせずに「ダメだ、ダメだ。やっぱりダメだ。」と言っている。
そんな見方をするなら、最初からテレビを見なきゃ良いと思うのだが。

たとえ力の差があったとしても、そこに向かっていく人を応援し
もし勝てなかったとしても、称賛の拍手を送ってあげられれば、もう少し楽しく観戦できるのに。


でも意外と、こんな日本人て多いんだよね。