邦楽×声明×！

昨夜は、友人のライブがあった。
いわきでも指折りの、歴史あるお寺の本堂で、2年ぶりのライブ。

いつもはジャズとカンツォーネが中心なのだが
今回はカンツォーネとシャンソンをメインとした構成。

友人とはいっても、人生の先輩。
昔は、かの「銀巴里」にレギュラー出演していたそうなので
こんな構成も不思議ではない。

客層は高めで、俺の親ほどの世代のお客さんも少なくなく
少しばかり居心地の悪さを感じながらも
徐々に音楽を楽しめるようになってきた頃、現れたのは
邦楽の鼓と笛の奏者。

バックにはドラム，キーボード，ギター，ベースが並び
フロントに正座する2人を見て、何が起きるのかとドキドキしながら見ていたのだが
ジャズやポップスの曲の中にあって、笛と鼓の存在感ときたら！

最後には、お寺の住職の声明も入り、他では絶対に実現できない
コラボレーションが誕生したのだった。

とてもスリルのある演奏で、まさに鳥肌もの。
不思議な感覚のまま、帰途についた。

2年に1度の、このライブ。いつも、予想できないような仕掛けが待っている。
また次が楽しみだ。